メニエール病のめまいについて

メニエール病って?

めまいを伴う病気として思いつく物を挙げてもらうと、特に多くの人が名前を挙げるのが「メニエール病」です。
静かに座っていても、突然周りの景色がぐるぐると回り出したり、立ち上がった瞬間にクラッとよろけてその場にしゃがみ込んだりといった、回転性のめまい発作に襲われるのが特徴です。
メニエール病のめまいは、持続時間が比較的長く、数十分から長い場合は数時間続くこともあり、しかも、一度治まっても、また何度も繰り返し起こります。
また、繰り返す間隔は一定しておらず、毎日のようにめまいが起こる場合もあれば、間が1週間、1ヶ月空くことも多く、中には年に数回しか発作が起こらないこともあります。

 

メニエール病の症状

メニエール病には、めまい以外の症状もあります。
耳が詰まった感じや圧迫感があったり、耳鳴りや難聴になったりすることもあります。
耳鳴りはキーンという高い音よりも、どちらかというとザーザーという低めの音が聞こえることが多いようです。
難聴が起こる場合は、低い音から聞き取れなくなる傾向があり、「女性や子どもの声は聞こえるのに、男性の声が聞こえなくなった」と言っていた人が、何度かめまい発作を繰り返すうちに、中音域や高音域もだんだん聞き取れなくなっていくということがあります。
メニエール病の症状として、めまい発作しか出ない人もいますが、どちらかというと、めまいと一緒に耳の症状が現れ、徐々に聴力が落ちていくという点がメニエール病の特徴とも言えます。
メニエール病は、進行の度合いが個人によって異なるものの、進行性の病気ですから、発作を繰り返すごとに症状が悪化していきます。
ただし、徐々に悪化するものばかりで無く、人によっては急激に悪化することもあるため、気をつけなければいけません。

 

メニエール病の原因は?

メニエール病は、リンパ液が過剰に作られ、音を伝える働きをする蝸牛や、平衡感覚に関与する三半規管、耳石器などにリンパ液が滞った状態になり腫れることが原因ではないかと考えられています。
しかし、なぜリンパ液が過剰に作られるようになるのかははっきりわかっておらず、メニエール病の原因自体も未だに解明されていません。
ただし、ストレスが大きく関わっているらしいということだけはかなり以前から言われています。
めまい発作が起こりやすいタイミングとしては、肉体的にも精神的にも疲労がたまっているときや、睡眠不足になっているとき、気圧が低い冬や雨の日などが多いということが研究によりわかっています。

 

メニエール病の対処法

メニエール病は、神経質な人や完璧主義の人、几帳面な人などが発症しやすい病気だと言われています。
そのため、薬によってめまいを起こりにくくする治療をする他に、生活指導や、ストレスを軽減させるための心理療法なども取られます。
規則正しい生活習慣を心がけ、気分転換をしたり、趣味を充実させたりしてストレスを解消し、十分に休息を取ってリラックスすることも治療の一環として重視されています。